フジテレビ木曜日10時からのドラマ『silent』
あらすじは書かなくてももうみんな知ってるよね?リア友に宣伝しまくったし、元めめ(目黒蓮くん)担にも見て!って言った。
青羽ちゃんの誕生日4月28日の誕生花が桜草(サクラソウ・佐倉想)花言葉が『初恋』。この時点でこのドラマの成功は確定したようなもの。
「好きな人居なくなったから、居る人好きになったんじゃない」と言うCMをみて、このドラマ絶対見る!って楽しみにしていたドラマ『silent』。2話の放送まで見た感想を。
何より風景の映し方の綺麗さ、伏線の張り方の丁寧さ、silentという題通りの音の付け方。完璧すぎない?こんなに丁寧な日本のドラマ見たことないよ!
1話。
あんな青春を送りたかったと悔しさで泣いた。
告白のシーン。「好きです。付き合ってください。」「ん?なに?」「あ、何聴いてんの?って言ったの」「あー。スピッツ」「あー。スピッツは知ってる。本当に好き」「うん、、、。好き」「あれ好き、ハチクロのやつ」「俺も好き」「ねぇ」「青羽。好き。付き合って」
きっと聞こえてただろうにめめ(男性)から言い直す感じ!最高だなおい。その後の「録音するから!」日本中が早くボイスメモをと叫んだ!
2人の再会のシーン、1話ラスト
楽しそうに話さないで。嬉しそうに笑わないで。
手話の少しずつで下がっていく手を見つめる青羽ちゃん。思わず手を握る青羽ちゃん。先に泣き出しちゃうめめ。
高低差で耳キーンなるわ。
湊斗くんが風間くんに発した「いい人そうですね」風間くんの目付きが一瞬で変わる。冷めた目から怒りへの進化。風間くん演技うますぎ。「また普通に話したいです。」という湊斗くん。普通ね。
そして2話
病気が発覚して、泣いている母を見て「ごめんね」ってめめが辛そうにでも笑いながら言うシーン。たった2秒ほどのシーンで泣いた。
過去の回想シーン。
声はね、、、、聞きたいよね。自分に言い聞かせてる時点で無理。
めめが大好きな人の最後に聞ける声で選択した言葉が自分の名前。想って初めて読んでもらえたって言ってるの可愛すぎる。でもね、視聴者とめめはこれから先ずっと好きな人の好きな所がもうどうやっても味わえないのを知っているから切なすぎる。
好きな人がいる別れたい。
その好きな人が青羽ちゃんだった。予想できる演出なのにこんなに切なくなるのはなぜ?
好きな人がいるって送った?。この『好きな人がいる』だけ最初に伝えるめめはずるいよ。また好きになるじゃん。『悲しませたくなかった』青羽ちゃんが思わず泣き出して、たまらず泣いちゃうめめ堪らん。好きな人が自分の事で泣いている。こんなに辛いことはない。
青羽ちゃんが、湊斗くんから教えてもらった手話教室で習った手話を使って自己紹介をして、それに対する答えが全て『知ってる』だっためめ。これだけで高校生の時からずっと青羽ちゃんのことが大切で好きなの伝わる。そしてそれを今でも覚えていること拗らせてるな。私そういうのはすぐ忘れるタイプ。
青羽ちゃんは、めめの為なら手話教室に行ったり、自分から連絡したり、行動力がすごく上がる。
湊斗くんのために何してあげた?いつもにしてもらってばっかりじゃん。同棲は?パンダの動画紹介したり、コンポタ買ってる場合じゃないぜほんと。
ただ、そういうところに好きの大きさが現れちゃってるよね。だから本当に切ない。
港斗くんは、青羽ちゃんのことが好きすぎるから、手話教室のチラシを渡したり、めめに会うことを許しているんだろうなと思うと涙。健気。ただ、湊斗くんはきっと青羽ちゃんはめめの方に行ってしまうだろうなとどこかで悟ってるから、チラシ渡したのかも。
めめに青羽ちゃんが会いに行った日、湊斗くんが「あーそれ新しいスカート」って気づくこと。めめに会うのは再会してから2回目なのに。新しいスカートを履いたってめめは気づかないのにわざわざ履いちゃう女心を湊斗は悟ってそうだもんね。自分は青羽ちゃんの1番にはなれないと思いながらずっと一緒に居たんだね。健気。当て馬役最高!また央士くんの好感度あがっちゃうね。スカウトした広瀬すずさんにも金一封を!
たださ、湊斗くん一応同い年設定だけど、幼すぎる。だから同い年に見えないよ。前作のドラゴン桜の影響もあると思う。
影の当て馬役夏帆ちゃん。夏帆ちゃんがイヤホン、新しいの買うよって、めめに伝えた時も切ないよ。だって1話でイヤホンを落としたのを見ているから。最初は「補聴器?すぐ交番に届けないと」と言っていたのに、イヤホンだと分かると「返さなくていい」って。そりゃ自分の好きな人が元カノに会うなんて発狂モノだわな。
第2話のラスト。めめと川口春奈ちゃんが一緒にいるところを見て、いざ『自分が大好きな人』が『心から大好きだった人』と会ってるところを見てぼう然と立ち尽くすしかない。
青羽ちゃんが好きだからこそ、理解のある彼氏で居ようと頑張ったけど、いざ2人が一緒のところを目にするときついよね。好きだから。
日本のドラマは、放送時間は短いし回数も短いからどこまで描けるのだろう?
もっと風景を移す場面があってもよかったかなぁと思うし、めめの病気が発覚した時、お母さんの心情にもっとフォーカスを当ててもよかったかなぁって。水道水でごまかしながら泣く割とありきたりすぎたのが残念だったよね。
これから回を重ねる毎に、めめがどうやって『耳が聞こえなくなること』を受け入れたのか丁寧に描いてほしい。
めめが書いた作文をなぜ青羽ちゃんが持っているのか。
言葉をよく反復するのはなぜなのか。
誕生日と誕生花と役名。
スピッツの『みなと』と言う曲。遠くに旅立った君に。すれ違う微笑。と言う歌詞。
スピッツ『魔法のコトバ』の歌詞。君と語り合った下らないアレコレ 抱きしめてどうにか生きてる。また会えるよ約束しなくても。
想いを紡ぐ。という作文。
好きな人が音楽を好きだったから仕事にした青羽ちゃん。
高校時代めめがイヤホンを外すのは青羽ちゃんに話しかけられたという幸せな瞬間なのに、好きな人がいる、別れたい。で青羽ちゃんが急いでイヤホンを外すシーン。そして連絡が取れなくなってからも、壊れてからも大切にイヤホンを持っていること。壊れた頃にめめの耳が聞こえなくなったこと。青羽ちゃんはイヤホンを壊れた時期は曖昧だけど、めめの耳が聞こえなくなったのは3年前と言い切るところ。
めめが耳が聞こえないことを知った湊斗くん。帰り道に街の音が聞こえなくなる演出。
たくさん散りばめられてり演出や伏線が綺麗で切なくて、苦しい。
私が高校生だった頃、ちょうどガラケーからスマホに変わるタイミングで。ただまだみんな有線イヤホンだったから、肩寄せ合って片耳ずつで音楽聴いたなって懐かしい。ただ、今は時として補聴器と間違えるような無線イヤホン。
友達や彼氏とCD貸し借りしあったのも懐かしいけど、今の子はサブスクだよね?当時はそのCDの歌詞で告白しているようなものだよ!懐かしくて泣ける。このドラマではウォークマンをめめが青羽ちゃんに貸してる。ウォークマンなんてその人の精神の取説みたいなもんだからな。好きな曲全部入ってるんだからな。
主人公たちと同世代の私たちが懐かしいと感じるものは全て、めめの中では止まったままの時間というのがなんとも切ない。
結果、想に行っても湊斗に行っても大事にしてもらえる青羽に私はなりたい。
ただ、担当に会うために高校時代を犠牲にした私にとっては、とてもとても考えられないような眩しい青春でそこが1番泣けたな。
嫌でも週5で行く場所で、嫌でも週5で好きな人に会える場所だった。そんな台詞があったけど私にとっては毎週金曜日のNHK大阪。週1で行く場所で、週1で好きな人に会える場所だったな。