終わらない夢の続き

きっといつかは叶うはずさ僕達のbeautiful未来

SKY-HI『晴れるまで踊ろう』をプデュヲタが読んだ

 

 

 

ジャニヲタ であり、プデュヲタクがSKY-HIさんの晴れるまで踊ろうを読んだ。

おもしろかった!『はじめに』を拝読し、読みにくい文章(話し言葉過ぎる)なので読めるのかと心配した自分を殴りたい。本編のめり込んだ。接続詞の使い方、なぜこう思ったのかの具体性がきちんと書かれていて1時間ほどで読めた。

 

 

まず、私は原石を発掘出来るサバイバル番組つまりオーディション番組は好きだが、THE FIRST は拝見していない。視聴者参加型ではなかったこと、ゆるい雰囲気すぎて面白くなかったこと、スッキリの時間帯は仕事をしていることが理由。SKY-HIさんの意見を全否定しているようで申し訳ないが、こういう視聴者がいるのも事実である。

 

韓国Mnetが作る視聴者参加型オーディション番組の代表格PRODUCEシリーズは(デビューグループ)シーズン2(Wanna One)、48(IZ*ONE)、プエク(X1)、ボイプラ(ZB1)そして、日本のS1(JO1)シーズン2(INI)は既に視聴済みだ。(実は順位操作で逮捕者がででいる。プエクで解散したX1は解散。)『THE FIRSTを優しいオーディションだと思うということは、つまり世の中には優しくないオーディション番組が多すぎる』と記載があったが、プデュは間違いなく「優しくないオーディション」である。

視聴者を国民プロデューサーと名付け、ストーリーを全面に出し、ファンを煽り投票に結び付かせる。晴れてデビューした組には「私たちがデビューさせてあげた」という厄介で熱心なヲタクが付き売れやすいと思う。そのため大変人気が出やすい。現に7/10にデビューをしたZB1は初日に124万枚を売り上げる快挙。


話が逸れるが、株式会社BMSGやBE:FIRSTのことは恥ずかしながら全く存じ上げないので分からないが、クラウドファンディングで活動資金を募った件はニュース知った。私たちが投資したんだ!と厄介なヲタクを抱えてるのは一緒なのか?

 

 


視聴者参加型サバ番のデメリットはなんと言ってもファンの暴走。それが面白さの一つでもあり、デビュー後ファンダムの結束の強さでもあると思う。

それを煽るために

①悪編(特定の練習生を悪く見せる演出)

②他の練習生の暴露

死票

①②についてSKY-HIさんも『晴れるまで踊ろう』で紹介されている。

 

 

 

①悪編

特定の練習生に対し悪い印象を与えるような編集は、Mnetにとって朝飯前なのである。ただ、詰めが甘く毎回ファンに見破られているが、騙される視聴者が多いのも残念ながら事実だ。

プエク(PRODUCE X 101)ではブランニューのシフンに対しての悪編が有名だろうか。彼はその後暴露までされた。また、日本版のプデュでも林翔太くんに対しての悪編は酷かったように思う。さらには、ボイプラもG組に対し当たりはきつかった。特にシュアイボー悪編は過去1番胸が痛くなった。もちろんこの3人は悪編の影響も大きく脱落した。こちらに書くのも可哀想なのでgoogle先生に聞いて。

ただ、悪編でファンの結束を強めるパターンもあるのが面白い。プエク2位でデビュしたキムウソク。終盤まで悪編されたがファンが「私たちが守ってあげなきゃ」と投票を続け、また元々ファンが多かったこともあり、華々しい順位となった。(クソMnetの順位操作により本来の順位は1位だが2位となった)

結局視聴者は長い練習期間の一部分しか見えないし、ファンによればこの程度は悪編ではないだろなどと意見もさまざまだろう。

SKY-HIさんは『この子、悪者にみえちゃうな、こういう撮られ方は自分だったらいやだな。〜きつい追い詰められ方をされて、ちょっと参加者がかわいそう。』とかなり優しく書かれているが、オーディション参加者からしたら人生かけて出演しているのだからたまったもんじゃないと思う。

 

 

②暴露

その他にも視聴者参加型サバ番のデメリットについてSKY-HIさんは『好きな参加者を応援するだけなら、それはいいことだと思うけど、その人を勝たせるためにライバルの悪いところを探すようになってしまうかもしれない。〜足の引っ張り合いどころか、ほとんど殺し合いに近いと思う。』とあるが、実際暴露された人も多い。熱愛関係、未成年喫煙や飲酒、失言など他の練習生を蹴落とす思いつく限りの暴露は、大きい小さい関係なくサバ番の風物詩である。辞退になった例もあれば、大きく順位を落として脱落というパターンはお決まり。過去の熱愛如き、失言如きと私は思うが、そんな時代ではないようだ。アイドルやアーティストを幼い頃から志している子は学校でできるだけ異性と話さない、関わらないと徹底している子もいる。青春を捧げて夢を追っているのだ。

 

 

 

死票

こちらに関してはSKY-HIさんは触れられてないと思う。死票とは「推しと順位が関係ない練習生に、推し以外の投票枠を使うこと」である。

プデュでは最初12pickと言い12人に投票できる。例えば、自分の推しが45位だとしたら45位付近の練習生には投票せずに、90位〜100位の練習生に投票するのだ。下位練習生がごそっと脱落を免れ、本来残るはずの練習生が落ちることとなる。日プ1あるYouTuberが死票を紹介し、実際順位発表式では順位が大きく入れ替わった(死票のせいかどうかは不明だが)。そして私の推しも脱落した。

 

 

 

私はサバイバル番組はある意味フィクションだと思って視聴している時もあれば、一種のリアリティ番組だとも思う。練習生はそれで大きく運命が変わるから悔しいどころの騒ぎではない。

練習生も頭が使える子は編集しにくいように毎日違うピンを使ったり、時計を変えたり工夫している人もいる。

一方で感情に身を任せ怒り狂って他の練習生を困らす子もいる。お風呂に入る時以外はカメラが回っている中で、思春期の子がスマホを取り上げられ、人によっては異国の地で、親とも会えず練習し続けるとそうなるのも仕方ないと思う。そのイラっとした一瞬を取り上げ、大袈裟に編集するMnetくんは鬼だなと思うけれどそれがサバ番。

だからこそ面白いのだ。

 

 


でもさ、思うの。一般人のヲタクに評価されてデビュー組か決まるのと、その道のプロが選んで落とされるのとどちらが残酷?SKY-HIさんは脱落後もデモテープを送り続けた子を救済したようだけど、そうならないのがほとんどの芸能界。やはりオーディション番組は儚くて美しいから大好き!

 

私の場合熱しやすく冷めやすいので、毎日投票してたのに、推しが脱落したら一気に興味がなくなる。デビューしてもデビューショーケースさえ見たら達成感で飽きてしまう。私を含めた一部の視聴者とはこんなに身勝手であるのに、アイドルに聖人を求めるから酷だなと思う。そんな人が視聴者参加型オーディション番組が好きなんだから。やはり推しとはいえ他人の人生なので、残酷で儚くて美しい部分が終わると興味がなくなる。

 

 

 

『晴れるまで踊ろう』の感想と言いながらプデュの話ばかりになってしまった。THE FIRST 以外にもYG entertainmentのことも触れられていたし、ラッパーとしてのSKY-HIについての自己分析が面白かった。

また、夢を叶えるために小さな目標を立てて一つづつクリアしていく。これは大谷翔平選手にも共通していること。つまり成功している人はみんなしているのだろう。

褒めることの大切さ。人前で褒めるこれは本当に重要だと思う。表に立つ方は必要以上に聞かなくてもいい情報まで入ってくると思う。表に立つ人しか分からない不安や悲しみも多いと想像する。だからこそ人前で褒める。これは所属アーティストは本当に嬉しい福利厚生だと思う。

 


SKY-HIさんのことは正直あまり存じあげなかったが、こんなにも音楽を愛し、新たな才能に出会うのが好きなお兄ちゃんなんだなと。この不況の時代に音楽業界を盛り上げていってほしいなと思う。

みんなも読むべき!!

 

 

オーディション番組は叩いたり、泣いたりするものでは無く、原石を見つける番組です。

 

 

ここではボイプラもプデュとして扱いました。